不二家の消費期限切れ騒動の背後に見えるもの

↓納豆ダイエットの話からジャンプしてきました。

不二家の消費期限切れ原料使用の問題だって、これもまた、業界内部の人にとっては「このぐらいは仕方ないか」と許容範囲内に見る空気が、かなり前からあったんじゃないか？と推測するのです。

なぜって、こうした工場大量生産の生菓子には、腐りにくいよう化学合成の保存料をしっかり使うのが当たり前ですから。実際、たとえ消費期限から１日ズレた食材が使われていたからといって、そのケーキを食べて食中毒を起こした、といった不祥事がこれまで起こったわけではないですもんね。

保存料という安全ネットに甘えて、実害が無ければ問題ないだろうという心理が横行していたんじゃないか？と感じます。　いつしかケーキ作りの現場が、時間内に大量にさばくことが仕事になって、一人一人のお客の顔を思う感覚がマヒしてしまい、創業者・藤井林右衛門のような職人気質が失われた結果なのではないでしょうか──

でも、それでなくても既にケーキ屋としての不二家の立ち位置って、コージーコーナーに侵食されつつあった気がするし、これをキッカケに仕切り直ってほしいですよね。生菓子の問題で、乾きモノ部門（ミルキー、カントリーマアム、ルックチョコetc.）まで一斉撤去になったのを惜しんでるファンも少なくないと思いますので…！

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